出張先での雑記帖



大石
Ohishi


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2018年 3月 3(土) 大石(滋賀)


<ぶらり寿長生の郷>

湖国・大津市大石龍門の丘陵地に、自然の景観をそのままに生かした、
和菓子づくりの里・寿長生の郷があります。

雛人形展が開催される頃、苑内にある約1000本の城州城梅が咲き誇り、
甘い香りに満たされます。
約300年前に作られたという「享保雛」を始めとした人形や小物、
道具類など約100点を毎年雛祭りの時期にあわせて展示されます。


<享保雛>

享保雛の特徴は、顔の形は面長で、
切れ長な目と少し開けた口、細くて白い手などが挙げられます。
また、女雛は赤い袴を着て、中には綿を入れて膨らませた形になっています。
これは、公家の正装が朝鮮半島から流入したこともあり、
朝鮮のしきたりとして、女性の正式な座り方が片膝を立てる形だったため、
これを隠すために、あえて綿を入れて膨らませた雛人形にしたようです。
華やかな時代を表すように、豪華な金襴なども装束に使用されており、
男雛は束帯風で両袖を張った形で太刀を差して笏を手にして、
女雛は五衣、唐衣姿に天冠といった点も、人々が贅を好んだ時代に生まれた
享保雛の特徴といえるでしょう。

  

  

久しぶりにリフレッシュできました!



お迎え処(古民家)
入口を進むと、
右手に江戸時代末期に建てられたといわれる、
茅葺きの古民家があります。

おくどさんが残るこの舎は、
大石良雄(内蔵助)縁の家で、
大石という地名にも由来しています。

長屋門
三徳苑の入り口、
江戸末期の商家の雰囲気漂う「長屋門」。

創始者の自筆の詩「花雲水」の暖簾がかけられた、
郷のシンボルです。

梅林
なだらかな丘陵地に植えられた、
約千本の城州白梅